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古紙回収の諸問題
一般の市民の感覚から言えば古紙回収はただで古紙を回収してもらうもの、あるいは古紙の見返りとしてせいぜいトイレットペーパーなどをもらえるものとしての認識が強いと思いますが、企業などの大量に古紙が出るところでは、古紙回収業者が有料で買い取る場合も多いのです。
これは古紙回収の業者にとっては古紙は売れる商品だからです。実際古紙相場と言うものも存在します。古紙の卸業者などもあり、流通は盛んに行われています。
古紙は回収する紙の種類によっても買い取り価格がかなり変化してきます。大量の(2トン以上)上白紙や罫白紙などは最も高価で取引される紙です。
古紙の世界的なマーケットに目を向けてみましょう。
現在我が国の古紙の最もお得意となっているのは中国などの新興国を中心とするアジアの各国です。
紙がこうした国々との交易品として取引を急速に増しつつある反面、国内においてはこうした流れを強く懸念する声があります。
海外に資源として流出した古紙は比較的人件費の安い国で製品となって再び日本に輸入されることになります。
当然古紙として買い取られた価格とは比べられないほどの価格となったこうした紙を利用すればするほど紙の流通においては日本は赤字となってしまいます。 また日本国内の段ボールやちり紙などを回収していた古紙回収業者や、大手の高度なリサイクル技術を有する業者に取っては海外に流出する古紙の量が増えれば増えるほど原料としての古紙回収が難しくなり、結果的に経営を圧迫すると言う事態に発展しています。