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古紙回収業界の実態
以前はちり紙交換と呼ばれて市民の間にも定着していた古紙回収ですが、経済や景気の変化に翻弄されるようになり、古紙が古紙業者による商品ではなくリサイクルすべき廃棄物として扱われるようになるとリサイクルの基準を満たすような充分な分別を行うためにコストが発生してしまい、ちり紙交換業者の経営を圧迫することになってしまいました。
そのためちり紙交換の業者の撤退が相次いだ後は行政によっていわゆる「古紙回収」として定着することになりました。 以前の古紙回収といえばほとんどが新聞、雑誌のみでこれらは分別しやすく、リサイクルも簡単でまとまりやすいものでしたが。
最近ではこうした新聞紙など以外にも様々な紙類がリサイクルに回されるようになってきています。 この背景には、一般市民のリサイクルに対する意識の向上や、容器包装リサイクル法などをはじめとしたリサイクル促進の法制上の強化、市町村レベルでの焼却廃棄物の有料化への移行などが原因となっていると言われます。
実際現在では段ボールや各企業から出されるシュレッダーにかけられた紙などが大量に扱われるようになり、また以前は企業の機密文書に関しては企業内でシュレッダー処理にかけられた後、さらに社内で焼却処理をされてきたものが、最近では特別な契約を結んだ上で直接古紙回収などの廃棄物処理業者に出されリサイクルに回されるように変化してきました。
ただしこうして機密文書類を、契約を結んだ上で古紙回収業者などに委託する方法は費用がかかりますが、逆に企業側では古紙を100%リサイクルしていると言うことを外部にアピールできるというメリットにもなり、企業のイメージ戦略上では決してあなどれない項目になっています。