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古紙回収のメリットとは


古紙回収のメリットについて考えてみましょう。
●安価な紙が流通する
自分たちが提供した古紙がリサイクルされることで、安価な紙として流通し、経済効果が期待できる。古紙回収によって回収された古紙を元に作られる再生紙はパルプを使用した紙に比べてはるかに安価です。
古紙回収業者に新聞紙などを回収してもらった際に受け取るトイレットペーパーに、再生紙を購入する際のコストパフォーマンス、古紙回収では2回もそのメリットを享受できることになります。またこの効果は、パンフレットやチラシ、様々な書類を作成することでより多くの紙を使用する企業にとっては、年間では大変大きな経費節減となります。

●古紙回収は地球に優しい
最初に森林伐採などによる環境破壊の危機が叫ばれはじめてから、すでに長い時が過ぎましたが未だ根本的な解決方法などは見つかっていません。そうした中で古紙回収による紙のリサイクルは現時点で最も有効な環境保護の方法と言って良いでしょう。これ以上の森林破壊を食い止めるためにも古紙回収による古紙リサイクルは重要です。

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●CO2排出量の削減効果
森林破壊の問題と同じように重大なCO2の排出による地球温暖化問題。古紙のリサイクルはこの問題にも大きく貢献しています。新しいパルプから紙を作る場合に比べて古紙を再生して使用する場合ではCO2の排出量が減少することが証明されています。

●機密文書の流出防止
一部の民間の古紙回収業者では特定の契約を交わすことで企業の機密文書を完全に処理します。こうした処理工場では機密文書の処理には主に溶解処理を用いています。

●企業イメージのアップ
古紙回収や再生紙を積極的に利用することで企業イメージのアップにつながります。

古紙回収業界の実態


以前はちり紙交換と呼ばれて市民の間にも定着していた古紙回収ですが、経済や景気の変化に翻弄されるようになり、古紙が古紙業者による商品ではなくリサイクルすべき廃棄物として扱われるようになるとリサイクルの基準を満たすような充分な分別を行うためにコストが発生してしまい、ちり紙交換業者の経営を圧迫することになってしまいました。
そのためちり紙交換の業者の撤退が相次いだ後は行政によっていわゆる「古紙回収」として定着することになりました。 以前の古紙回収といえばほとんどが新聞、雑誌のみでこれらは分別しやすく、リサイクルも簡単でまとまりやすいものでしたが。
最近ではこうした新聞紙など以外にも様々な紙類がリサイクルに回されるようになってきています。 この背景には、一般市民のリサイクルに対する意識の向上や、容器包装リサイクル法などをはじめとしたリサイクル促進の法制上の強化、市町村レベルでの焼却廃棄物の有料化への移行などが原因となっていると言われます。

実際現在では段ボールや各企業から出されるシュレッダーにかけられた紙などが大量に扱われるようになり、また以前は企業の機密文書に関しては企業内でシュレッダー処理にかけられた後、さらに社内で焼却処理をされてきたものが、最近では特別な契約を結んだ上で直接古紙回収などの廃棄物処理業者に出されリサイクルに回されるように変化してきました。
ただしこうして機密文書類を、契約を結んだ上で古紙回収業者などに委託する方法は費用がかかりますが、逆に企業側では古紙を100%リサイクルしていると言うことを外部にアピールできるというメリットにもなり、企業のイメージ戦略上では決してあなどれない項目になっています。

古紙回収の諸問題


一般の市民の感覚から言えば古紙回収はただで古紙を回収してもらうもの、あるいは古紙の見返りとしてせいぜいトイレットペーパーなどをもらえるものとしての認識が強いと思いますが、企業などの大量に古紙が出るところでは、古紙回収業者が有料で買い取る場合も多いのです。
これは古紙回収の業者にとっては古紙は売れる商品だからです。実際古紙相場と言うものも存在します。古紙の卸業者などもあり、流通は盛んに行われています。
古紙は回収する紙の種類によっても買い取り価格がかなり変化してきます。大量の(2トン以上)上白紙や罫白紙などは最も高価で取引される紙です。
古紙の世界的なマーケットに目を向けてみましょう。
現在我が国の古紙の最もお得意となっているのは中国などの新興国を中心とするアジアの各国です。

紙がこうした国々との交易品として取引を急速に増しつつある反面、国内においてはこうした流れを強く懸念する声があります。
海外に資源として流出した古紙は比較的人件費の安い国で製品となって再び日本に輸入されることになります。
当然古紙として買い取られた価格とは比べられないほどの価格となったこうした紙を利用すればするほど紙の流通においては日本は赤字となってしまいます。 また日本国内の段ボールやちり紙などを回収していた古紙回収業者や、大手の高度なリサイクル技術を有する業者に取っては海外に流出する古紙の量が増えれば増えるほど原料としての古紙回収が難しくなり、結果的に経営を圧迫すると言う事態に発展しています。